2009年01月17日

アンドリュー・ワイエス氏ご逝去

 すでに存知のことと思いますが、米国現地時間1月16日 早朝、ワイエス氏はご自宅でご家族に見守られながら亡くなられました。本日未明、ワイエスオフィスから訃報が届きました。丸沼芸術の森の須崎勝茂代表も大変ショックを受け、深い悲しみの中にいます。昨年末体調があまり良くないと聞いておりましたので案じていましたが、こんなにも早くご逝去されるとは思いもよりませんでした。本当に残念でなりません。

 昨年のBunkamuraザ・ミュージアムで放映されたビデオで、孫のヴィクトリアと元気そうに談笑していたワイエス氏が瞼に焼き付いています。先に逝かれたたくさんのモデルたちや優しかったご両親がお迎えに来られたのかもしれません。 ワイエスはいなくても彼の魂と作品が、これからも多くの感動と癒しを私たちに与えつづけることでしょう。

 ワイエス一家のギャラリーのあるBrandywine River Museum ではワイエスの人生と偉業を称える催しが執り行われるそうです。今年のフォーラムでは、私たちもワイエスを偲んで、追悼の場を持ち、皆様とともにワイエス氏のご冥福をお祈りしたいと思います。 合掌    
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アンドリュー・ワイエス氏ご逝去 (CNNニュースより)

米画家、アンドリュー・ワイエス氏が死去 91歳
1月17日16時21分配信 CNN.co.jp


(CNN) 日本でも人気の高い、米国を代表する画家アンドリュー・ワイエス氏が16日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の自宅で亡くなった。91歳。同氏の作品を多く所蔵するブランディワイン・リバー美術館の広報担当者が明らかにした。

水彩やテンペラを使って米国の田園風景などを描写しつづけた。代表作に、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が所蔵する「クリスティーナの世界」や、「アルヴァロとクリスティーナ」(68年)などがあり、長年にわたって1人の女性を描き続けた「ヘルガ」シリーズなどがある。

歴代の米大統領も同氏の作品を高く評価。1963年にはケネディ大統領が自由勲章を授章。ニクソン大統領はホワイトハウスでの個展開催を後押しした。

2007年にはブッシュ大統領から芸術勲章を贈られた。同氏の訃報を受け、ブッシュ大統領はローラ夫人と連名で、「ワイエス氏は故郷のペンシルベニア州やメーン州など、米国の風景を切り取ってすばらしい作品に仕上げた。米国民を代表し、心からお悔やみ申し上げます」と、同氏の死を悼んだ。

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2009年01月15日

愛知県美術館―アンドリュー・ワイエス 創造への道程展

 寒中御見舞い申し上げます。きょうは小正月です。遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。
 正月明け早々に、愛知県美術館でアンドリュー・ワイエス 創造への道程展が幕開けいたしました。1995年以来のビッグなワイエス展で愛知県の皆様をはじめ隣県のワイエスファンには待望の展覧会になることでしょう。

 昨年、この巡回展のスタートとなった東急Bunkamura ザ・ミュージアムでは、期間中75,000人の観覧客に恵まれたそうです。関係者の予想をはるかに超えたことに驚きました。昨年末はアメリカで生じた巨大経営破綻の余波が日本にも押寄せ、世間は明るい話題が遠のきましたが、ワイエスは私たちに寄り添ってくれたようです。

 ワイエスは、アメリカのツインタワーが崩落した時に、息子のジェイミーにNYの現場を見てきてほしいと言い、人々の嘆き悲しみを想い、「こんな時にこそ美術や音楽が癒しになる、美術館や音楽会に出かけてほしい」と言われたそうです。 

 美術館のスタッフによりますと、館内は多くの人々が観覧していたにもかかわらず、静寂があり、絵の前に立ちつくし、まるで絵と対話しているような光景がたびたび見られたそうです。絵を通してワイエスと魂の交感が出来たことと思います。 名古屋でもまた感動の瞬間に出会えることでしょう。
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2008年11月12日

アンドリュー・ワイエス〜創造への道程 Bunkamura ザ・ミュージアム

 心待ちにしていた「アンドリュー・ワイエス―創造への道程」が11/8から、渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムで始まった。前日の内覧会で会場の展示を見ることが出来、予想以上に充実した作品に感激した。丸沼芸術の森とワイエス家の作品がほぼ同数で、その他国内外からの作品を合わせると150点という豪華さである。

 日本初公開の作品も多く、素描から本画に至るワイエスの創造の過程が見られる大変貴重な展示である。会場では91歳のワイエスに孫娘のヴィクトリア・ワイエスがインタビューしているビデオや作品の舞台になった現地取材のビデオ放映もあり十分楽しめる。特にワイエスが絵に対する情熱を語る場面は是非ご覧頂きたい。(日本語字幕付)

 この展覧会は、Bunkamura(11/8~12/23),愛知県美術館(1/4~3/8)福島県立美術館(3/17~5/10)を巡回する。
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2008年05月11日

アンドリュー・ワイエス展&フォーラムへのご参加ありがとうございました

 さる4月12日〜27日に開催された丸沼芸術の森「アンドリュー・ワイエス&フォーラム」は盛会に終了いたしました。小さな展示室へ1000人以上の観覧者が訪れ、改めてワイエス人気を感じました。26.27の両日に開催されたフォーラムへは、遠く広島や京都から参加された方もあり、ワイエスを見て、語って楽しいファンの集いになりました。2日間の講演、「ワイエスの技法と作意を探る」、「見えるものとの対話」は、ワイエスの絵画歴、丸沼芸術の森コレクション―オルソンハウスシリーズに描かれた、家とそこに住んだ姉弟との交流、作品の読み解きや、技法の分析など興味深く実りあるものとなりました。
 また、ワークショップの分科会「作品の背景ーペンシルベニアとメイン」「見えるものとの対話」「偶然と必然の試み―水彩技法(実技)」は各自がご自身のワイエス観を語ったり、技法での新たな発見など楽しまれたことと思います。
 参加者のお1人から次のようなご感想が寄せられました。「丸沼芸術の森のお取り組みを直に体験させていただき、あらためて感激した次第です。このような貴重な取り組みが普段着のスタンスで和気あいあいと行われていることがとても素晴らしいことだと思いました。講演では貴重なお話をお聞きできてワイエスがまた今までと違ったかたちで近づいたように思います。ワークショップでは、色々な方達と楽しいお話ができて貴重な時間を過ごさせていただきました。実はもっとお話を続けていたかったです。」 来年もまた楽しい企画をしていきたいと思います。改めて多くの皆様のご協力に感謝いたします。
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2008年03月18日

「クリスティーナの世界」がモチーフのドラマ「あしたの、喜多善男」

マイナーながら上質のドラマとして人気の「あしたの、喜多善男」がきょう最終回を迎えます。深層心理の描写がうまく演出されていて、ストーリーの流れを知りたくなるドラマです。
ワイエス大好きというプロデューサが「クリスティーナの世界」をモチーフにわざわざワイエスオフイスに許可を得て、「クリスティーナの世界」とそっくりの場面を作り上げています。
今夜10:00〜8チャンネル、フジテレビ系「あしたの、喜多善男」どうぞご期待ください。

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2008年02月04日

2008年丸沼芸術の森ワイエス展&フォーラム

テーマ:ワイエスが描く光と影」

 この春、丸沼芸術の森では第8回アンドリュー・ワイエス水彩展&フォーラムを開催いたします。昨年アメリカを巡回した作品群が年明けに戻ってきました。今年企画に携わった皆さんは、久しぶりに展示室を埋め尽くした水彩画を見て興奮し、今年のワイエス展は水彩の傑作を集めて展示しようということになりました。丸沼芸術の森展示室でのワイエス展は残すところ2回しかなく、ワイエスの絵をもっと深く分析、研究したい気持ちが湧いてきたようです。そして今回、ワイエスの心を占めるもの−『光』、「メイン州の透明な光は特別だ。私の絵の中に刻々と変化する太陽の光を感じてほしい」とワイエスは言っています。本展ではその光を存分に描きこんだ作品25点を展観いたします。
 また、2日間にわたる講演、ワークショップでは画家の制作の秘密にせまります。講師には、2000年東日本でのワイエス巡回展の折り開催館の企画に係り、メイン州、オルソンハウスを訪れたこともある岐阜県立美術館館長の古川秀昭氏と、福島県立美術館のワイエスコレクションに尽力され、丸沼芸術の森コレクションでの展覧会をと発案された、美術史家岡部幹彦氏による講演を予定しています。ワークショップではワイエス研究の一人者としてワイエス家とも交流のある愛知県美術館美術課長高橋秀治氏も参加され、ユニークな内容を企画しております。詳細は後日ホームページでご紹介いたします。
           記
 ワイエス展:2008年4月12日(土)〜4月27日(日) 実質開催日数16日間
ワイエスフォーラム:2008年4月26日(土)、27日(日)
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2007年12月29日

ワイエスとの再会

2007/12/15 9:30am  Brandywine River Hotel、
米国、ペンシルベニア州チャッズフォード、にてアンドリュー・ワイエス氏と再会した。4年前の夏メイン州にあるファーンズワースでお会いして以来である。秘書のメアリー・ランダさんは30分前に来て、丸沼芸術の森代表須崎勝茂氏と私に段取りを話し、共にその瞬間を待ちかねていた。巨匠はほぼ予定時刻に大きなフォードのライトバンをご自身で運転して来られた。白いフードつき、ダウンのロングコートを着て、中にはダークグリーンのスーツ、スタンドカラーのジャケットに同じ色のズボンを着ていた。

「この服はドイツミリタリーファッションで、私はこの色が好きだ」私が「ホワイトハウスで勲章を受章したときの服に似ていますね」と言ったら「あれはグレイだが同じ形の服だ」と言った。「いつもはジーンズにセーターを着ているが、きょうはテイラードのフォーマルで来られた!」と秘書のメアリー・ランダさんが驚いていた。はるばる日本から来た客人をもてなしたいという気遣いが感じられて感激した。90歳とは思えないほど、はつらつと素敵な笑顔で「前にお会いしたことがありましたね」と言ってくださった。日本人はあまりお会いする機会がないので覚えていてくださったようだ。
メアリーさんによると「彼の記憶力は素晴しい!棚の中のどこに何があるということまでしっかり覚えている」という。

 私たちはまずこの度の叙勲「The National Medal of Arts 」のお祝いを申上げた。11月15日にホワイトハウスでブッシュ大統領から直接授与された素晴しい勲章である。ワイエス夫妻と秘書のメアリーさんは共に出席し、ローラ大統領夫人の特別な歓待を受け、ワイエスの絵の飾られた大統領のプライベート領域へも案内されたそうだ。「皆はブッシュ氏のことをいろいろと言っているが、私は父親ブッシュ大統領時代から親しくしていて、彼の家族は素晴しいと思う」と感慨深げに話した。
 また、今年アメリカを巡回した「丸沼芸術の森ワエスコレクション展」についてご協力いただいたお礼を申上げると「どの館も大成功だったそうだね」と喜んでくださった。須崎代表がお祝いの輪島塗文箱を差し上げると、「美しいものだ。この中にメダルを入れておこう」と言われた。

嬉しいことがもうひとつ、用事があって来られなかったという夫人のベッツイさんから、手作りの毛糸のリストウォーマー(手首を暖めるもの)をいただいた。素敵な籐のかごに色とりどりにあって、好きなものをどうぞというのでメアリーさんとおそろいのワイン色を戴いた。ワイエスはこれもスーツと同じ色のダークグリーンを着けていて、「ほら、私のグリーンだ」と見せてくださった。ワイエスがその籠を下げて歩く姿がなんとも庶民的で、写真を撮っておけばよかったと後悔している。メアリーさんがワイエスとのツーショットを撮ってくださった。
ピンぼけながら、笑顔のワイエスが傍にいて夢のようだ。きっと私の宝物になる。


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2007年11月19日

ワイエスアメリカ巡回展 The Butler Institute of American Art

丸沼芸術の森ワイエスコレクション115点は,現在アメリカ、オハイオ州ヤングスタウンにある、「Butler Institute of American Art」で展覧会を開催中である。 去る9月20日オープニングがあり、日本から須崎代表をはじめ、丸沼芸術の森のボランティアなど15名が出席した。招待客は200名で、ハイライトは須崎成美氏のフルート演奏だった。ワイエスの好きなバッハの曲を素晴らしい音色で演奏され、まるで絵と融合しているようだった。

観覧客の興味は、「アメリカの国民的画家といわれるワイエスの絵がなぜ日本にあり、なぜ日本人はワイエスを好きなのか」という点に集中した。新聞やTVでも盛んに報道され、記録的な入場者数だとZona 館長はじめ、館のスタッフも大変喜んでいる。

バトラー美術館はヤングスタウン大学の構内にある。美術科の学生たちは美術館で研修やボランティアをすることが出来、展示も数人が手伝ってくれた。 美術館のHPを下記のアドレスから見ることが出来る。

開催期間 9/20/07 〜 12/16/07

http://www.butlerart.com
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2007年11月17日

ワイエスが2007年合衆国芸術勲章受賞

ワイエスオフィスによると、11/15ホワイトハウスにおいて2007年の合衆国芸術勲章(National Medal of Arts)がブッシュ大統領から授与された。芸術各部門から9組の受賞者があり、その式典の模様がホワイトハウスのウェブサイトで公開されている。DVDの動画も見られるのでワイエスが大統領と談笑する場面やメダルを架けて貰っている場面は必見です!下記をクリックしてみてください。DVDの文字をクリックすると貴重な映像を見ることが出来ます。

http://www.arts.gov/news/news07/medals.html.
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/11/20071115-1.html# I
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