2010年11月08日

オルソン・ハウスの物語

 心待ちにしていた展覧会がやっと実現しました。 このたび、埼玉県立近代美術館のご協力により、丸沼芸術の森ワイエスコレクションの全貌を紹介する展覧会を開催することが出来ました。
この展覧会は2000年から始まった丸沼ワイエスコレクションによる国内外での展覧会並びに、丸沼芸術の森でのワイエス展&フォーラムの10周年を記念するものでもあります。水彩、素描、テンペラ(習作)、合わせて238点というボリュームのある展示は日本で初公開です。

9月25日から始まった展覧会は昨日1万人を突破しました。ワイエスの魔術的なテクニックと言われる水彩、素描がこれほど見られることに観客は感激して数回訪れている方もいます。 北海道、四国、京都など遠方からも熱心なワイエスファンが来られました。 

ワイエスが描いた、オルソンの家、アルヴァロ、そしてクリスティーナを追ってギャラリーの中を進むと、いつしか彼らの暮らしの中に自分も生きているような錯覚に陥ります。たくさんの絵が頭の中で整理されて次第に一つの完結された物語を見届けた気持ちになりました。ワイエスが30年もの長い間オルソンの家を見続け、描いてくれたことに感謝せずにはいられません。ワイエスの言葉―「人の愛が深まっていくのと同じように芸術も深まっていく」は、彼の絵から自然に伝わってきます。

最後の展示室の近くでは、学芸員の前山先生が制作した映像がフィナーレにふさわしい雰囲気を醸し出しています。実際にオルソン・ハウスを訪れて撮影された映像は、素朴な音楽と見事に調和してすばらしいのです。


美術館内に丸沼ワイエスコーナーとして1室設けさせていただきました。 丸沼芸術の森でのフォーラムの様子やワイエスの写真などたくさん展示して、皆様に楽しんでいただけるようにとボランティアが常駐しております。展覧会ご観覧の後お立ち寄りいただけましたら幸いです。
多くの皆様と感動を共有したいと思います。
posted by blueberry at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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