2008年11月12日

アンドリュー・ワイエス〜創造への道程 Bunkamura ザ・ミュージアム

 心待ちにしていた「アンドリュー・ワイエス―創造への道程」が11/8から、渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムで始まった。前日の内覧会で会場の展示を見ることが出来、予想以上に充実した作品に感激した。丸沼芸術の森とワイエス家の作品がほぼ同数で、その他国内外からの作品を合わせると150点という豪華さである。

 日本初公開の作品も多く、素描から本画に至るワイエスの創造の過程が見られる大変貴重な展示である。会場では91歳のワイエスに孫娘のヴィクトリア・ワイエスがインタビューしているビデオや作品の舞台になった現地取材のビデオ放映もあり十分楽しめる。特にワイエスが絵に対する情熱を語る場面は是非ご覧頂きたい。(日本語字幕付)

 この展覧会は、Bunkamura(11/8~12/23),愛知県美術館(1/4~3/8)福島県立美術館(3/17~5/10)を巡回する。
posted by blueberry at 21:26| Comment(5) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
感激しました!
昨日、Bunkamuraまで見に行って来ました。初めて見たワイエス氏の作品は写真を撮っている身としては共通する何かが感じられて・・・時間を忘れて見入ってしまいました。機会があればまた訪れたいと思っています。
本当に良かったです。
Posted by kazu at 2008年11月17日 11:16
KAZU 様 ワイエス展ご覧いただきありがとうございました。ワイエスと共通する何かを感じられたのですね。
ワイエスは、「自分が描く絵には、見る人にも自分が感じたエモーションやその絵を描いた時の大気、音、気温、風などが感じられるように描いている」と言っています。KAZU様はまさにワイエスと共感を得られたのだと思います。 そのようなすばらしい感性はきっとご自身の写真に生かされていることでしょう。
Posted by Blueberry at 2008年11月19日 00:08
11/9, 16, 23と、毎週末Bunkamuraのワイエス展に通わせて頂いています。
私の実家は海の傍にあり、冬になると何もかもが潮風にさらされます。
オルソン家の作品群からは、その、ざらりと乾燥した特有の空気があまりにリアルに感じられて、カメラが普及した現在でも、絵画による"写実"の地位が不動であることを思い知らされたように思いました。
日曜日の午後で、周りに人は大勢いたにもかかわらず、潮風の中に一人で立っているような、不思議な感覚が、今でも残っています。
自主的に美術展に通うのはこれが初めてというがさつ者ですが、きっと、最終日まで通います。
また、折をみて芸術の森にも伺いたい思います。
Posted by フー at 2008年11月23日 22:21
きょうはNHKの新日曜美術館でワイエスの特集があり、ご覧になった方も多いと思います。ワイエスがTVの番組に特集として取り上げられるのはおそらく初めてだろうと思います。高橋秀治氏と小澤征良さんが丁寧にワイエスの世界を案内されていました。編集も大変良く、ワイエスを知らなかった人がBunkamura ザ、ミュージアムに行ってみたいという気持ちになったと言っていました。
Posted by Blueberry at 2008年12月07日 22:22
フーさま 毎週末Bunkamura ミュージアムへ通っていらっしゃるとはすごい!絵を描いている知人もすでに3回行かれたそうです。 ワイエスが聞いたら大変喜ばれることでしょう。必ずお伝えしたいと思っています。いつもの展覧会とは違って、観覧客が作品の前にいる時間が長く、会場がとても静かだと監視員の方が教えてくださいました。ワイエスの世界を互いにシェアーされているのでしょうね。アンケートも多くの方が書いてくださっているようで、これもワイエスにお伝えしたいと思っています・ご感想ありがとうございました。
Posted by Bluberry at 2008年12月07日 23:34
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アンドリュー・ワイエス 創造への道程 @BUNKAMURA
Excerpt:  「丸沼芸術の森」の美術鑑賞会に何度も参加しているので、ワイエスもおなじみである。今回のワイエス展は、初日の開館前から並んだ。先着100名にプレゼントの特製のクリアファイル↓をゲット。 この展覧会のリ..
Weblog: Art & Bell by Tora
Tracked: 2008-12-09 08:33