2014年12月15日

NGA ワシントンナショナルギャラリーワイエス展終了


今年5月4日〜11月30日、約半年間開催されたアンドリュー・ワイエス展が成功裡に終了した。「Looking Out, Looking In」というテーマで、ワイエスが描いた窓が60点展示され、丸沼芸術の森ワイエスコレクションから、「海からの風」の習作10点が展示された。今回の展覧会に必要不可欠な習作群として大変注目を集めた。
オルソンハウスシリーズの中でも傑作と言われるこの作品は、ワイエスが3階の窓を開けた時、海からの風にフワーと持ち上げられたレースのカーテンに繊細に編みこまれた鳥たちが、まるで舞い上がっているように感じ描いたという。 ワイエスが髪が逆立つほどにエモーションを感じ急いでスケッチしたという第一構想から展観された。
期間中の観客は約44万人、10年来の記録になったとNGAのスタッフから報告を受けた。米国立の美術館であり入場料は無料ということもあるが、国民的画家と言われるワイエスの人気の高さを感じた。

今回の展覧会で日本から出品したことで、丸沼芸術の森コレクションのみならず須崎の若手作家支援活動にも関心が寄せられ在米大使館や朝日新聞ワシントン支局からも取材を受け国内外で記事となった。また、ナショナルギャラリーで活躍している日本人スタッフにはこの半年間様々な面でご協力頂き感謝している。
NGAワイエス展”Looking Out Looking In”.jpg
posted by blueberry at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記